「国際大会とWCSについて」　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 田中徹夫Pガバナー
　皆様、こんばんは。先日、国際奉仕委員会の切敷委員長より「国際大会＆WCS」についてということで、FAXを頂きました。
　最初に｢国際大会」の方から話をしますが、今日は、皆様と一緒に会話や質疑応答をしながら楽しく進めたいと思います。
　 私は“2010 R.I. Montreal Convention Promotion Committee”　のメンバーになりました。私の仕事は、日本の全地区から出来るだけ多くのロータリアンに参加して頂くことです。2770地区のOn To Montreal担当委員は、中村PDGと八潮R.C.の布施さんです。
　 4月にモントリオールに一週間ほど行き、大会会場や分科会会場、町の要所や地下鉄、郊外の森や林を見て来ました。素晴らしいところです。モントリオールは、どの国のどの辺にあるか分かりますか?地図では、ニューヨークの真上で、カナダのケベック州オタワ市の北西、ケベック市の南東に位置します。
　 では「国際大会」とその「目的」は何だと思われますか?国際ロータリー年次大会の目的は、ロータリー情報を与え、全ロータリアンを激励し、クラブレベル及び地区レベルで積極的にロータリーを発展させようとする意欲を起させること。そして、世界のロータリアンが出会う場を提供することです。 特に、CPE、クラブ役員、5〜6年未満の会員、しばらく行っていない会員の皆様は、是非参加をして下さい。
　次に「国際大会」に登録できるのは誰でしょうか?
　　・ロータリアンとその同伴配偶者
　　・ローターアクター
　　・インターアクター
　　・青少年交換学生
　　・財団奨学生
　　・ロータリアン以外の財団奨学学友
　　・ロータリークラブ/地区の職員
　　・ライラリアン
　　・故ロータリー・シニアリーダの配偶者
　　・資格ある大会登録者に同行するゲスト
　会場には、1万人くらい収容できる開会式・閉会式を行う会場、40〜50人くらい収容できる分科会会場、出し物を楽しむ、ゆったりと休憩し、親睦を深められ、買い物も出来る「友愛の広場」など・・・「友愛の広場」では、多様な言語、服装、習慣、文化を持つロータリアン・ロータリー家族が集まり、親睦を謳歌し、社交と余韻を楽しみます。何回も参加していると、色々な人と出会えます。何年か前の大会で、少し休もうと、友愛の広場で椅子に座った時、隣に座っている人に話しかけました。「どちらにお住まいですか？」するとその人は、「橋の下に住んでいます」と言うので「えっ？」そして名刺を頂いたら名前と住所には「ホームレス」と書かれていました。それから、話が盛り上がり、住所の入った名刺を頂きました。このように、色々な出会いがあります。モントリオール国際大会に参加し、楽しんで下さい。
　 次に「WCS」についてです。「WCS」は何の略で、日本語では何と言うか分かりますか？これは、World Community Serviceの略で、世界社会奉仕のことです。では「WCS」とはどのようなプログラムでしょうか?これは、2カ国以上の国のロータリークラブが共同して、社会奉仕を行うことです。プロジェクト国ロータリークラブは、地域社会のニーズを見極め、今、必要なプロジェクトを立ち上げて、国際パートナーを呼びかけ、探します。そのプロジェクトを検討し、支援しようと決めたロータリークラブが国際パートナーとなります。

<例>フィリピン3800地区の○○ロータリークラブが、その地域の小学校に、トイレが少なく、昼休みには、列が出来、間に合わない子供は、地面に直接用を足さなければならない。そのA小学校にトイレを作ることを計画。その費用が、男女それぞれ6人分のトイレ、建物込みで、23万円だとします。　
　これを支援するクラブは、プロジェクト国のロータリークラブに連絡し、このプロジェクトに参加する。(地区のWCS委員会を通すも可)23万円は半々ずつ分けることも出来ます。