川嵜 彦一 幹事
●韓国南安養R.C.の20周年の式典は、行わないようです。
●緑の募金にご協力して下さい。
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杉の子学園支援課長 |
高橋 清子 様 |


みなさん、こんばんは。本日は、お招き有難うございます。大宮中央R.C.の皆様には、毎年、施設に手打ちうどんのご提供に来て頂き有難うございます。利用者はとても楽しみにしており、時折、話題にもなっています。先日の新施設の竣工時には、沢山のプルーンの木の寄付もありがとうございました。職員一同、この秋の収穫を楽しみにしています。上手くいきましたら、美味しく加工し、皆様にも召し上がって頂きたいです。本日は、日頃の感謝の気持ちを持ちながら、仕事のご案内をしようと思います。
現在、杉の子学園では、24時間、365日、障害者をお預かりして生活や作業をする“生活介護事業”と“施設入所支援事業”を行っています。障害者と言っても、様々な症状があり、言葉がない、意思表示が困難、おとなしい、物や人に対して好意のある、目を離すと食べ物ではないものを食べてしまうなどがあります。その中で、現場の人間が「いかに施設の利用者に質の高いサービスを提供できるか」を毎日模索しています。私達の現場では、「この子に対したら、こうすればいい」という答えがありません。物理的に、清潔で、安心、安全な環境は、このようにすればより良く出来るという答えはありますが、精神的な面でのサービスは様々な課題を抱えています。
当初、起こしても起きてくれない、着替えてをしてくれない、ご飯を食べてもらえないというよう事が沢山ありました。施設の中の出来事であればまだいいのですが、外出中に、トイレに入ったままこもって出てこない、道にしゃがみこんで何時間も動いてくれない等こちらが泣き出したくなる事が多々ありました。そのような時、私達は限られた人員と時間の中で動いていますから、あせる気持ちと困ったという気持ちになります。そんな時、先輩から「普通の子は、1〜2回言えば、分かったり、出来たりするのが当り前だけど、障害のある子は、1回言ってダメなら10回、10回言ってダメなら100回、100回でもダメなら1000回言う、それがその子にとっての当り前と思って関わっていく」という言葉を頂き、「1回言って出来ると思うから、辛くなると思うのだな、1000回言うのが当り前と思っていれば、10回ですめば、早く済んだような気になる」と考え方を変えました。